治療の流れ

初診相談

初診日には、お顔とお口の中をデジカメで撮影し、簡単な診査を行います。撮影した写真を見ながら、現状の問題点、治療の開始時期などをご説明いたします。また矯正歯科治療の一般的な内容 (治療方法、期間、使用する装置、治療費などの概略)についてもご説明いたします。それに基づいて治療を希望するかどうか検討していただき、ご希望の場合は、後日、精密検査を 受けていただきます。相談を受けたら、必ず治療を開始しなければならいということではありません。質問の内容によっても異なりますが、相談の時間は約1時間お取りしていいます。

精密検査

現状を正しく把握するために、歯や顔の写真、歯・顎関節・顎顔面頭蓋のレントゲン写真、歯型、咬み合わせの記録、その他 必要な機能検査、問診、視診などを行います。検査の時間は約1時間です。
精密検査1は、治療開始前の検査、精密検査2は第1期治療(部分治療)から第2期治療(本格治療)に移行する前の検査、精密検査3は動的治療終了時の検査、精密検査4は保定終了時の検査になります。

診断

精密検査の結果を詳細に分析し、それに基づく治療方針、使用する装置、治療期間、治療費について具体的にお話いたします。矯正歯科治療費は、治療の難易度や治療期間によって異なります。費用のお支払い方法(分割の方法)についてもご案内いたします。診断を終えてから、最終的に治療を受けるか どうかをもう一度検討していただきます。
診断1は治療開始前の診断、診断2は第1期治療(部分治療)から第2期治療(本格治療)に移行する前の診断になります。

唾液検査・歯磨き指導

矯正装置を装着すると、今よりも虫歯のリスクがあがります。お口の中には虫歯菌がどれくらい存在するのだろうか?虫歯になりやすい体質なのだろうか?そのようなことは唾液をとることによってわかってきます。まず、ご自分の虫歯のリスクを把握していただくことで、今後の歯磨きを効率よく行っていただくために、唾液検査を行います。
それに続いて歯磨きのやり方を歯科衛生士と一緒に学びます。歯を赤と青に染めて汚れているところをチェックして、唾液検査の結果と併せて後日レポートとして差し上げます。

歯磨き指導2

装置を付ける前にもう一度、歯磨きの状態をチェックします。ここで、合格点が出れば、いよいよ装置を付ける準備に入ります。

部分治療(第1期治療)と本格治療(第2期治療)

部分治療(第1期治療)は永久歯が生えそろうまでの治療で、主に乳歯列および混合歯列期(乳歯と永久歯がお口の中に生えている状態)の咬合誘導(今後生えて来る永久歯が生えやすいような状態を作っておくこと)や、 顎関係の改善を行う治療で、主に取り外しのできる装置を使って行います。本格治療(第2期治療)をスムーズに行うための準備治療期間でもあります。永久歯列が完成しても、成長発育によってすぐに本格治療(第2期治療)に移行できない場合もあります。
本格治療(第2期治療)永久歯列が正常に咬み合うように治療を行います。バンドやブラケットという固定式の装置を歯に装着し、ワイヤーの力によって徐々に歯を動かしてきます。個人差はありますが、最初は痛みを伴うことが多く、食事も上手にできなくなりますが、すぐに慣れてきますので、最初の3日から1週間くらいがつらい時期です。歯磨きも大変になります。しかし、治療が終わって装置を外すと、今度は装置がついていたことが当たり前の状況ですので、かえって装置が外れて自分の歯だけになった状態の方が、変な感じがします。骨格的な問題や年齢などの条件にもよりますが、動的治療(装置が実際にお口の中に入って、歯を動かして いる状態)期間は約2~3年です。

保定

動かした歯の後戻りを防ぐために、後戻りを防ぐ装置(保定装置 リテーナー)を使用して、咬み合わせの安定を保ちます。保定装置は指示されたとおりに使用時間を守りましょう!そうしないと今までの苦労が水の泡になってしまいますよ!保定治療期間が約2年 かかります。保定期間終了後も保定装置は夜間だけは使用することをおすすめします。